例年よりも雪が多く寒いこの時期も、トマト、キュウリ、イチゴ、花など
ハウス栽培を行っている生産者さんは害虫との戦いをしています。
ハウス内は暖房を焚いて生産物に最適の温度を維持しています。
それは害虫に対しても活動しやすい温度となります。
アザミウマ類、アブラムシ、コナジラミ類、ダニなどは生産物に傷、品質の低下、
成長不良などの色々な問題を引き起こします。
例えば、トマトではコナジラミ類が黄化葉巻き病を引き起こし、
作物の除去を行わなければならなくなったりします。
その様な事が起こらないように生産者さんは様々な対策をしています。
ハウス内にアザミウマ類を持ち込まない様にサイド部分に赤い防虫ネットを張ったりします。
このネットを張るとアザミウマには真っ黒な壁の様に見えて侵入を防げるようです。
ハウス内に入ってしまった時には、害虫が好む黄色、青色の粘着板を設置し、吸着させて駆除します。
ダニに対しては、ダニを食べる天敵の散布などをしています。
これらの対策は全て、スーパーなどで購入して下さるお客様に
安心して購入、食して頂けるようにと農薬の使用回数を減らそうと
日々努力する生産者さんの努力の賜物です。
海外からの安い輸入品もありますが、安心して食べられる
国内産の生産物を手に取ってください。
YI